ふつうにっき

大相撲の八百長疑惑が揺れてますが、それについてはツイッターでごちゃごちゃほえたのでもう書きません。書かないぞ。そんなことよりエジプトのニュース流せっつうのよ。みんなどうせ大相撲に興味ないくせにこんなときに限ってやかましく言いやがって、仮に八百長があったとしたって犯罪でも何でもないっつうの。無粋なだけ。ファンが失望するかもしれないけど国民的問題じゃないっつうの。
あぶない、また長く語るところでした。
なんか確定申告やりたくないので、時間埋めにここを書きます。
うち、人から見ると、不潔な家なのかもしれないと思いまして。これどっかで書いたかもしれないけど、まあいいや、書く。
私は子供の頃、お風呂に入るのは2〜3日に1回でした。べつにお風呂が嫌いだったわけでもないし、特別貧乏だったわけでもなくて、そういうもんでした。あと、朝歯磨きをする習慣がなかったです。歯磨きは1日で夜1回だけです。虫歯は多少あったけど、平均的な量だと思います。べつに汚い子じゃなく、ごくごく平均的な児童だったと思います。
この習慣は、東京さ出てきていっぱしのアーバンガール☆になったわたしとしても全然妥協する気がなくて、いまでも私は朝、歯を磨きません。言ってやった。へっへ。なんか妙に不潔扱いされるから言いづらいけどなあ。朝磨くの、なんか気持ちわるいんだよ。あと髪を洗うのも2日に1回ね。そんなに汚れないよ、髪。べつに体臭とか問題ないと思う。みんな潔癖すぎるんだよ。
で、人に比べてどうやら少々不潔に育った私は、その結果(と勝手に決めつけますが)アレルギーがなんもないよ。いまんとこ花粉症でもないし、ハウスダストとか気にならないし、まあ大病こそちょくちょく起こしますが、細かなやつはないよ。不潔に育ってよかったー!
その不潔エピソードがひとつ書きたくなったので、書きます。
小4くらいだったかねー、社会の授業か何かで、わたしは「濾過」ということを知った。たぶん浄水場のしくみみたいなことを学んだんだと思う。汚い水を、泥とか砂とか、フィルターとかを通すと浄化される、というやつ。
子供なりに私はかなり衝撃を受けたのですね。泥という汚いものを通したら水がおいしくきれいになるんだ! すごい! と。
すごいと思ったらやってみなきゃと思う、実験精神旺盛な私なんです。
濾過を知ってから数日後、公園で遊んでたら、たまたま底に直径2ミリくらいの小さな穴があいているプラスチック容器のようなものを見つけまして。まあただのゴミなんですけど。私はひらめいたね、これで「濾過」ができる! と。
友達といっしょに、その容器に公園の砂場の砂とか、泥とかを入れました。当然砂場の砂では野良のお猫様がお小水をなさってることもあると思いますが、当時は行動力がすごいですから、そんなこと考えません。
容器の半分くらいが砂や泥で埋まりました。多少湿らせたので、下の穴から砂は漏れてきません。ちょうどいいです。
さー濾過するぞ! と、公園の蛇口をひねり、容器の上から注ぎました。せっかくそのまま飲める水を、わざわざ小汚い泥と砂を入れた容器に注いだわけです。
しばらくすると、下の穴からちょろちょろ水が出てきました! やった! 濾過成功!
そりゃ飲むよね。容器をかかげて、底の穴から出てくる水に口からお迎えに行って、飲みました。
この水が、おいしかったんだよう。
ほんとうにおいしい! って思ったんだよ。濾過ってすごい、と思いましたね。友達も飲んで、おいしいって言ってたよ。
その翌日にお腹を壊すなんてこともなく、こうして、雑菌に強い私が育まれたものと思われる。
書いてみたらあんまりオチとかはなかった。
おわり。


しゃしん:窓がいい。阿波池田

お正月

あけましておめでとうございます。
(1月も20日になってお正月も何もあんた。)
日本でも五指に入る遅いあけおめであろうと自負しております。
別に書くことないんですけど、なんか書く気になったから、久しぶりに。まー基本的にツイッターやってんですけど。あとインフルエンザになって、めんどくさいです。仕事がたまっちゃって、嫌です。
あ、おしらせある。またジャイアントキリングのムックに書かせてもらいました。でもまだアマゾンにないみたいなので、また今度書きます。
小6男児に抗ホルモン剤=性同一性障害、小児で初―大阪医科大。
(お、どうしました突然。時事ネタですか)(そうです)
もうこういうニュース聞くたびになんか居心地悪い(あとテレビで佐藤かよ見ちゃった時も)んで別に何も言わなきゃいいんだけど、いまミクシィ見たら載ってたのでつい何か書きたくなってしまった。
私の立場からするとこういうことには賛成だと見られそうな気がするけど別に賛成しない。むしろどっちかというと反対。
もう小学校入学の時点で女子だと認めちゃって取り返しつかないことになってるんでしょうが、そんで本人は辛い辛いと言うことにはなるんでしょうが、はっきりいってこのホルモン投与は完全なる実験ですよね。どうなるか分からんよ、この子の将来。健康の面よりも精神的に。身体の健康の面は、小六とはいえある程度の覚悟をしてると思うんですけど、精神的な男女の境目なんてほんとに本人の中でさえ生涯不安定な可能性あるんだからね。
ずっと女になりたいと世を呪いながら、大人になってから女になったような人たちはそりゃまあ子供のころからホルモンでも入れておけばって思うだろうけど(私も思うけど)、それはあくまでも結果論ですもん。生殖機能を12歳にして人工的につぶすってことなんですよね? つぶすまではいかないの? そのへんよく分かんないけど。12歳の判断を大人が鵜呑みにしていいのかなあ。と思いました。
むしろ、どうせホルモン関係いじるんだったらもう性器の手術やっていいんじゃないの? そこには踏み切らないのかね。その中途半端さがよく分からん。
書いてて自分でも反対だか賛成だかよく分かんなくなってきました。
要はホルモンいじりだけでやってくのは中途半端だなって思って、そこになんか据わりの悪さを感じるわけだな私は。早々に前言撤回するけど(あえて前書いた部分残すけど)小学生の間ずっと女でやってきちゃったんならこれから男に戻りますって事態になるのはやっぱり考えにくいな。たまに女装してたというレベルじゃないですもんね。じゃあもうチン子とっちゃったらいいんじゃない? ダメなのかな。
ていうか私は性同一性障害というものの存在自体を疑ってる立場だから、報道とかでいろいろ思ってしまうのはしょうがないです。制度としてはありがたいし思いっきり恩恵受けてるけど、なんか成り立ちからしてひん曲がってて気持ちわりーと思っている。脳が女とかほんとウソくせー。
ニュースに対してべらべらしゃべっちゃいけない。やめよう。
なんかほかにありましたっけ。思いつかないです。
あ、あるところで行われている、ある催しで、そのうち、公開録音のようなことをやるということが某サイトに出ていますので、もしよかったら、お越しください。一応抽選と言うことにはなっております。おそらく定員を割るとは思うのですが。すみません。
フェイドアウト願望ばかりの毎日……


しゃしん:これもいい看板。榎井。(この地域の写真をいつまで載せつづける気だろう)

結局おしらせか

めちゃくちゃ久しぶりに書くね。
というのも、なんかお腹の調子が悪くてぜんぜん寝つけないからなんです。現在午前6時を過ぎました。こうなるともう精神的にアレなんで、ただ眠くなるまで起きつづけたほうが気持ちが楽です。
ツイッターばかりやっててさ、そっちのほうが楽しくなってるからしょうがないんだけど。ツイッターは残らないからよくないよねって言われるけど、こっそり私は残してるんだ。非公開ブログで。もう私はめちゃくちゃ私が好きだからな。私は私とつき合ったらいいんじゃね? 私が好きすぎるから恋愛とかの方向に行かないんじゃね?(でもこれ、学生時代からおんなじこと思ってんな)
やっと宣伝しよう、これを。もう出版から2か月以上たってるけど。

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

これ私としては、ちょっとやりきれなかった感でいっぱいだったんです、本当は。写真ももっと載せてみたかったし、文章もちょっと練りきれてないし、イラストもほんとならカラーで描きたかったけどそこまでの余裕がなかったし、着眼点も、私はおもしろいけど一般的にはどうよ? みたいな感じだし、ひとりよがりになっちゃってるかもなあ、とか、まあいろいろ思うところあり。
でも、なんか周りとかネットでたまに拾うレビューとかではけっこう評判がよろしくて、ああよかったなあ、と。私が思った以上にみんな面白がってくれて、ああほんとうによかったなあ、と、思っております。
着眼点とやらはもう私しかおもしろくないんじゃないかって感じでですね、このふつうにっきのどこかでも書いた、平成8年8月8日に8のつく駅に行ってあることに挑戦した話、さらには何と13年半後の平成22年2月22日(今年!)に2のつく駅でその続きに挑戦した話。これは自信作といってもいいと思います。がんばったから。
あとはわりとふつうの鉄道旅行記に見せかけて、江ノ電ではとにかく「江ノ電は危ない!(が、そこが面白い)」という一点にこだわりまくって電車のことなんかひとつも書かなかったり、北海道では琺瑯看板にこだわりまくったり、鹿児島では重要文化財の駅を見に行くはずがいつの間にか飛行機の見える絶景に出会うことになったり、なんかへんなところにこだわりまくった鉄道旅行記になっております。
女子鉄を冠しているのもあって、とってつけたようにオシャレカフェとか行ってますが、それもただ興味の赴くがままで、別にええかっこしいで行ってるんじゃないんだからね! 地方のオシャレカフェ好きなんだよ! 東京はそんなでもないけど!
ということで、もう販売からだいぶ経ってるんで本屋さんから消えてたら悲しいですが、うっかり鉄道もよろしくおねがいします。略してウッ鉄です。
地方に行くことを重視しちゃって関西が抜けちゃったんで、関西行きたいなあ。
あーなんか結局宣伝だけになっちゃったっぽい予感。書き疲れた。少しは眠くなってきた。
寝れたらいいな。おやすみなさい。

おしらせですよ

そっかツイッターじゃなくてこっちでも書かないといけないわけだな。
なので怒濤の宣伝です。すみません。
「四巨頭会談」という本が出ます。

四巨頭会談―男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女

四巨頭会談―男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女

  • 作者: 能町 みね子,竹内 佐千子,西野 とおる,かずあき
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 22人 クリック: 417回
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平たく言うとホモとレズとカマとナベがお互いについて聞いたり下ネタしゃべったりほかの人たちをけなしたりした本です。
元々はというとこういう題名で2回イベントをやったんです。それを書き起こして整理したり、追加で何回も対談したりして中身が濃厚になりました。漫画も入ってます。おもしろいとおもいますよ(自分のだけじゃなくて共著だから、わりと気軽に「おもしろいよ」って言えるね! よかったー)。
ただ、本の帯に「人気漫画家の〜」と書いてあるのがなんというか。もうツッコミ待ちと言ってもいいと思います。はっきり言ってこの中に人気漫画家はいないぞ! な! ていうか私は漫画家ですらないしな!
んで、それにちなんでイベントもまたやってしまうのです。

「四巨頭会談〜男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女〜 書籍化記念イベント」
出演:かずあき、竹内佐千子、西野とおる、能町みね子
会場:阿佐ヶ谷ロフトA
11/2(火・祝前日) 開場18時 開演19時 前売2000円(飲食代別) 当日未定
前売はローソンチケット→Lコード:32696
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi?year=2010&month=11

チケットまだだいぶ余ってるみたいなんでさびしいです。人気漫画家じゃないのでしょうがないんですけど、人数少ないとみんなで飲み会みたいなノリになってしまいそうです。それはさみしいので買ってほしいです。今回はしゃべるテーマが前よりしっかりしてるみたいだし。なんとこの4人で漫画について語りそうです。
で、そのイベントでは質問&アンケートも募集してます。イベントに来る方はもちろん、来ない方でも答えていいかも。結果とか、質問の答えとか、できるだけイベントで使います。


あと……

オシリペンペンズ漫画部による"まんが道" vol'2」
出演:漫画部部員(石井モタコ、道下慎介) and more (=後藤まりこ三本美治能町みね子
会場:高円寺円盤
10/30(土) 開演19時 チャージ1500円

こんなんにも出るのです。びっくりするわ。
ある日突然オシリペンペンズの道下さんからツイッターのDMが来て、出ませんか、と。まったく面識はないけどオシリペンペンズ好きなんで二つ返事で了承してしまったが私はそんなに漫画を知らない。後藤まりこさんも(ライブでは見てるけど)当然面識ない。だからあんまりしゃべらないかもしれないですが私はたぶん楽しんでると思います。


あと、これもスタートした。「お家賃ですけど」の時系列上の続篇、「牛込の加寿子荘」が連載スタートしました。
あと、週刊文春で「折り合い!ランキング」って連載も始まりました。
あと、この本にもまたサッカーファンをいらつかせるような記事を書いています。すみません。


今回はたまりにたまった宣伝に終始してしまった。宣伝は苦手です。ぎこちないのが申しわけないばかりです。
でも四巨頭イベントはほんとに余ってるみたいなんで来てくれたらうれしいですマジで…


あ、「うっかり鉄道」の宣伝も忘れてることに気づいた。また今度書きます……っていつになるんだろうな

びっくり鉄道

「うっかり鉄道」を宣伝しなきゃと思うんだけど、びっくりな事件が起きたのでそれを書かなきゃね。

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

↑新刊はこちらでございます。これについてもあとで書く! 絶対近いうち書く!


昨日のことです。仕事がどうもはかいかない(←方言らしいね)と思いながらぐずぐずとワードを開いたり閉じたりしていると日づけをまたいでしまった。あーやだなー朝までコースかなーそれとも帰ろうかなーと思ってるところに、お友達のガンちゃんが突然電話をかけてきて「飲みませんか!」と言うんですよ。こういうときって行っちゃいますよね。だから仕事終わってねえ。すみません。
で、だいぶ久しぶりに新宿ゴールデン街なんぞに行ったのですが、ちょうど櫻田宗久くん(ここもお友達の紹介で仲よくなったのです。ありがたい話です)が展示をやっていたはずなので、そこに行きました。でも展示が最終日ということでお店がぎゅうぎゅうだったものだから、ちょっと別の場所に行きましょうという話になりました。
行った先は、シャンソン歌手のソワレさんのバー。初めて入ります。というか私はべつにゴールデン街に詳しくないのでだいたい初めてです。なんと今日は、坂本ちゃん(あの坂本ちゃんですよ)がママをやっているというので、ミーハー心と酔いも手伝って足も軽く。
で、着いて。わたしは自己紹介がきわめて苦手なものだから、宗久くんが勝手に私をほめたたえて、私はひたすら恐縮しているというよくあるパターンの自己紹介を坂本ちゃんに向かってしていると、あの坂本ちゃんが私の名前を聞いて、「あ。『お家賃ですけど』の?」っておっしゃるのですよ。
え? え? なんで? なんで知ってんの? え? ていうか、え? って。え?
ここを見てくださる方は私を過剰評価してくださる方も多く、私を有名人であるかのように扱ってくださる方もいらっしゃいますが、実際のところ全然知名度がないというのはなにより私が分かっていることです(実際あまり知名度を上げたくはないんですが)。今までの取材やプライベートで、能町みね子ですといって「ああ知ってます!」と言われたことは、編集ヤマコの行きつけのゲイバーでただ一度。本当にそれだけ。
でも坂本ちゃんが知ってるってのはなんだそりゃ、しかも「お家賃ですけど」で知ってるってどういうこっちゃ、と。
お話を聞くと、つい先日、本屋さんをぶらぶらしていたら「お家賃ですけど」が目について、表紙が気に入ったから買ってしまった、と。そして、読んだら中身も好きだったので、まさに前日にブログにアップしたところだったの! ですって(リンクはその記事。次の日の記事もぜひ!)。
何なんですかこの偶然は!!
坂本ちゃんは私の名やほかの著書とかは特に意識せずにあの本を買ってブログにアップし、私は私でそんなことはつゆとも知らずに翌日にたまたまバーに来たんですよ。すごくない? すごいよ。すごい。断定。
ということがあってうれしかったよっていう話でした。
坂本ちゃん(坂本ちゃんさん? 坂本さん?)、読んでくださってありがとうございました! 読んでもらえたのもうれしいけど、「家に連れて帰りたくなる本」って言ってもらえたのが超うれしいです。またお店行きます!


その日は、そのあと夜を明かすいきおいで、ソワレさんをまじえた超豪華生ピアノカラオケをやってとても楽しかったです。小学生の感想文みたいな〆になっちゃいましたが、とっても楽しかったです。