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長くて読む気しないよこんなの

nomuch2008-08-19

今度出る本の宣伝をいたします。すみません。
たのしいせいてんかんツアー」という本が出ます。また、マンマの題名をつけてしまいました。たぶん8月27日発売です。ぜひ買ってあげてください! 装丁がかなりいいかんじになる予定です! 葛西さんありがとうございます。
きちんとリンク貼って宣伝するのはまた今度にして、いままでいちおう禁句にしていたようなことを書いてみよう。なんか、たまらんから。たまらん気持ちなんだわ。今日は、すいません。もう、先に謝ります。明るく宣伝すべきなのに。
これは愚痴です。だから読んだら不快になるのでよろしくね!
「たのしいせいてんかんツアー」っていう題名は、タイに性転換に行ったことをいま単純に思い出してみると「たのしかった」とか「おもしろかった」になるので、ごく正直につけたまでです。体の辛さをもう1回やるのはやだけど、あの病院にもう1回意味もなく入院できるんだったら喜んで行くよ、って思う。マジで。そのくらいおもしろかった。
でもこの題名には一応、最近の風潮にちょっと反抗したい気持ちも少しあった。最近の風潮ってのはあれね。前から言っている、椿姫彩菜とかああいうかんじの。
ほんとうに子どものころ辛くて、わたしは心が女なのに、でも「しっぽ」がついてる(←椿姫流)から女だと認められなくて、親とはうまくいかなくて、世間の目は冷たくて、でも理解してくれる人もいて、そしてつらいつらい手術をして、やっと女に「戻れ」て、親とも和解して、いまは仲良くて、ものすごーく辛い人生だったけどいまは総合的に幸せです。
……的な。
いや、べつに椿姫さんだけじゃなくて。テレビ的にはほとんどそれなんでしょ。はるな愛の半生再現ドラマまでうっかりyoutubeで見ちゃったよ。はるな愛のスタンスは好きなんだけど、作りようでは彼女までそういう感じになっちゃうわけだ。
言うたらアレですよ、わたしだってやりようですよ、やりようで感動巨編にはできますわ。そらもー子どものころ辛かった部分だけ取り出してくれば、なんかすごい辛かった気になってきます。いじめられ経験だって一応あるしね(自慢げ)。手術なんか、わたしは途中で持病が予期せぬかたちで顕在化したからたぶんトップクラスにハードでしたよ。あーもう、ゆーたらね、ぶっちゃけ親はわたしのこと全く女だと思ってませんよ(思おうとしてくれてはいるけど)。そらもー親戚の集まりに行ったときの気まずさったらないっすわ。気まずいから、大好きなおばあちゃんのお葬式に出ませんでしたよ。ほかにも家庭の問題満載でうちはかなり厄介なことになってますよ。(親を責める気持ちは全くないです)
でも不幸なんて、さがせばいくらでも出てくるじゃん。自虐の塊の私はそりゃもう週1か2で「私は世界一不幸だ」っておもってみるけど、それはあくまで自分基準で、客観的にそうじゃないのは分かってる。私くらいの不幸なんてたぶん星の数。
それに、ものすごく珍しい、なるほどこんな「不幸」もあるのかと感心するようなものならともかく、オカマだのニューハーフだのの苦悩なんて30年くらい前からおんなじ形で語られてます。たんに「性同一性障害」って名前がついて、最近ちょっと堂々とできるようになっただけの話。ほじくりだした自分のありがちな不幸をていねいにショーケースに並べてひとさまにお見せするなんていう行為をおもうと、私は顔から火が出るような、新幹線に正面から突進するような、阿蘇の噴火口にダイヴするようなきぶんです。よくそんな姑息なものが作れるなあとおもってしまう。
だから、その、浅薄な不幸材料でモノをつくるのは、ほんとうにほんとうにいやなんです。楽しいところを取り出した方がいいじゃん。とかいうとなんかすげー自己啓発セミナー主宰者みたいでいやだけど、あくまでもわたし自身はめちゃくちゃネガティブですよ、でも同情を安易に乞うのが恥ずかしいっていう考えは、旧来の日本の美徳ではないですか。ちがいますか。
話がでかくなって収拾がつかないぞ。こわいです。でもつづけます。
それで、さらに愚痴の中心へ向かうのですが、椿姫さんのあの本は、「性同一性障害」というものの辛さを世間に広めて理解を深めたいという考えもあるとおもう。そこには特に責める点はないんですけど、あの本がアイコンとなってしまうのはいやだ。あれは巻頭グラビアまでついてる「アイドル本」です。ビジュアル押し出しまくりです。性同一性障害は「とってもきれい(=女より女らしい)」って先入観ができるんですよね。それがもう、ウギィーーってかんじ。
椿姫さんは、女より女らしい。あえて言わせてもらうけども。格好もしゃべりもふるまいも、女・純度100%なんです。大島美幸椿姫彩菜でどっちが女らしいかって言ったら後者。これは当然としても、小池栄子と比べても、ゆうこりん(キャラとしての)と比べても、椿姫さんのほうが女らしいとおもう。
そんな女はとても少ない。
ふつうの女はもっと男らしい。椿姫さんみたいな、まさに女より女らしい人が性同一性障害のアイコンとなるんじゃ、20年前くらいからちょくちょくテレビに出たりする「超美形ニューハーフ」と結局何の変わりもないじゃん。女より女らしいんだから女じゃないじゃん。なんでもっとふつうの女でいられないのか。
いっそのこと、性同一性障害が「ただの精神病」ってことにならないかなあ。わたしは医学的根拠も何にもないけど、勝手にそうおもってるんです。もちろんわたしも含めて。遺伝子がなんやかやで脳だけ女だとかそんなのどうでもいいよ、ウソじゃねーの。「私は世界の帝王だ」とか「私は実は宇宙人だ」と信じ込んでいる人と同じ程度に、「私は女だ」って言い張る病気だと思っています。帝王や宇宙人と違うところは、体のほうを手術するととりあえず治ったような気がすることです。前者についてはさすがに、平凡な一市民をほんとに世界の帝王や宇宙人にしてあげることは難しいので、どうにかして気持ちの方を治してあげなきゃいけないわけですが、そこまで思い込んでるとやっぱりすごく難しいみたいです。性同一性障害はそのへんがとてもラッキーで、とりあえず体をそっちに近づけてあげればけっこう楽になる。
なんで単なる精神病だと思うかというと、わたしがいままでメディアやネットや現実で見てきた性同一性障害(男→女)の人で、ほんとうにふつうの女だなあと思った人はひとりもいないからです。自分も含めてです。だからといって「心が男」だとおもったわけじゃないです。心なんてそんな明確に男か女かで分けられるもんじゃない。ただ、この手の人たちはみんな異様に「女である」ということにこだわる。そこが何より病気らしいところだと思う。こだわりすぎて異様な格好になっちゃったり、ふつうの女以上に美しくなっちゃったり。
だからわたしは、周りを見ながらうまくバランスをとって、ごくふつうの女であろうとしました。わたしも絶対に女として見られたいし、もしオカマキャラ扱いなんかされたら怒りを通りこして思考停止になると思う。この考えはきっと単なる不治の精神病なんだと思う。ただ、そう思いつつもそう見られないようにふるまうことを第一に考えていたので、いろいろうまくいったのだとおもっています。
ああもうやっぱり収拾つかなくなってどう終わったらいいか分かんなくなったー。あー。てゆーか、なっげー。誰も読まんよこんなの。
で、で、何が言いたいかっていうと、不幸+感動+グラビアの本が10万部売れてるらしいけど、苦笑+旅行+イラストのわたしの本はへっへーんぜんぜん売れねえんだろうプップクプーそれどころかタイミング的に便乗本と思われそうな勢いだぜへっへーんおならプーっていうのが結論です。(お酒は飲んでません)
はいここでリンク貼ってみたら売れたりして。ね。いや、売れねーよ。分かってるよ。

たのしいせいてんかんツアー

たのしいせいてんかんツアー


あ、若ノ鵬。あの若さでマンション暮らしさせてもらえるなんて、なんていいかげんな部屋なんだ。っていうのが今回の事件の感想でした。
しゃしん:八木蒔の集落の、はなれのある家と洗濯物と垣根がものすごく美しいとおもいました