舞の海さんは、力士としてもすごいけれど解説者としてはもっとすごいかもしれない。
いままで相撲の解説者で、ここまでいろいろ考えて解説にとりくんでる人はいないとおもいます。だいたい力士は口ベタが多いので、舞の海さんの登場まではアナウンサーから聞かれたことを答えるというだけの解説だったようにおもう。
舞の海さんは自分からアナウンサーに新しい話題をふるのです。それどころか、向正面から、正面解説の人に議論を持ちかける。「○○山はこれからどうしたらいいでしょうね、北の富士さん？」と。アナウンサーを介さないでやりとりするという（当時は）前代未聞のことにさいしょはびっくりしていた北の富士さんでしたけど、いまや舞の海さんと北の富士さんのやりとり（とくに北の富士さんが舞の海さんの斬新な意見に対して冷たいところ）はNHK放送の醍醐味となっております。
そしてきょう相撲をみていたら、正面解説の寺尾（錣山）さんが向正面の両国（境川）さんに自ら話をふっていた。ついに舞の海効果がほかの解説者に！ わたしは感動したよ。琴錦さんあたりもそういうことができそうだ。若手の親方はそういう柔軟さがいいよね。
わたしとしては現役時代の実績をかんがえずに正面解説、といわないまでもせめて幕内の向正面解説に敷島さんをもってきてほしいのですが、さすがにむりなのかなあ。正面舞の海・向正面敷島（小野川）の放送なんてすっごい見たい。あと、全開の武双山（藤島）の解説も聞いてみたい。すっごいおもしろそう。あと、岩佐アナ＋デーモン閣下＋向正面やくみつる、というのもいいな。ただ、これだと、ほんこんor松尾貴史のいないタモリ倶楽部鉄道バージョンみたいになりそうで、流れをせき止める人がいなくなってやばいかもしれない。
ひとをつきはなす趣味のはなしをストッパー無しで書くとこんなかんじになってしまいます。
しゃしん：なーんかいい家。あと空。
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