やかましいにっき

nomuch2007-11-01

なんか具合わるいからさっさと寝よう。
さっき喫茶店でうちあわせ中に、となりの席の人がしきりに篠山さんが篠山さんがと言っていて、文脈からしてどう考えても篠山紀信のことなのだった。親しそうに篠山さんの話をしていた。東京っちゃあすごいところだべな。


「the chill」というバンドの曲を、春あたりにラジオで聞いて、これはものすごくいい! って思って、CDが出たら即買いだなー、って思っていたんです。立花ハジメさんが始めたバンドらしいのです。プラスチックスはあんまりちゃんと聞いたことないけど、もはや伝説的だし、超期待大だー、と思ってました。
それで、夏にCDが出たんだけど、ジャケット見て、あれー? って思ってしまった。
↓これなんですけど。

このジャケットって、まるで女優とかタレントが片手間で出したCDみたい(まあ、ボーカルの人は実際にそうなんだけど…)。しかも90年代臭というか、びみょうに古いかんじがする。あれー。なんかなー。と、ピンと来ず、とりあえず買うのを保留してしまいました。
でも曲はいいはずだと思ってたので、借りたんですよ。こないだのルナシーとかといっしょに。それで、まず始めに言っておきたいのは、曲はよかったんです。ゆがんだギターがものすごく私好みで、特にラジオでも聞いた1曲目が気持ちいいです。
でも問題はジャケットっていうか、アートワークですよ。立花ハジメさん本人がやってるんですけど、いや、だって、立花ハジメさんって本業デザイナーですよね? 正直、これでいいの? って思ってしまって。
最初に引っかかったジャケットの90年代臭、これはまあ、いいとしても、CDを外したところ(本で言うなら表3にあたるところ)の中途半端な位置に、本人のつぶやきみたいなひとりごとみたいな文がすごく唐突に載っていて、その位置にも違和感があるけど、何より文章中の「、、、」というのがすっごい気になる。「、、、」なんて、デザイン的に禁忌事項だとおもう。破っていいタブーではなくて、ほんとに基本中の基本って意味で。「…」か、せめて「・・・」にしてくれないととっても気持ち悪い。
歌詞のブックレットなんか、誤植がとんでもない。肝心の本人の名前を"TACHIBAN hajime"って書いてたり、vocalをvovalって書いてたり。まあこれは立花さんの責任じゃないだろうけど、誰も全くチェックしてないのか? と思っちゃう。
きわめつけは、ゲストミュージシャンの欄に"fruit"の人がいること。えーマジで? もしかしてわざと? って思ったけど、どう考えてもただの間違いにしか思えない。5曲目のフルートに聞こえるものは、果物で出している音のようです。(←あー、こういうイヤミってほんとキモいよな。でも消さない。)
あと、歌詞も「ミンナデロッキン、ワタシモロッキン」とか、え? 07年だけど、いいの? って思ってしまう。
余談だけど、文をぜんぶカタカナで書く表記って、もうそろそろ危険だと思います。「ナウい」とかそういうレベルの言葉づかいに落ちそうな崖っぷちにいる気がする。
ああ、一流デザイナーが私みたいな30も下の若造にこんなに言われたらほんとに腹が立つだろうなー。怖いのは、私もいつかめっちゃ若い人からこういうこと言われるんだろうなーってことです。まあ私の場合は50にもなればきっとガード下、といつも念押ししているので、そんなトシにはそもそも批評されるような立場にいないでしょう。それなら安心ですよね。(これはいつもの卑下。)
なんだか話が横道にそれたけれども、ええと、私はいつも絵を買う気でCDを買うので、アートワークがこういうのだとすごく残念。買わないでよかったと思ってしまいました。音は好きなのにとってもじれったい気がして、こんなに書いてしまいました。たぶんライブは気持ちいいんだろうなー。


しゃしん:おなじく北沢ビル。がんばれ北沢ビル。


おへんじ:夏さん。おもしろかったです。ムナシー。どうやらコピバンなのですね。笑