ふつうにっき

nomuch2007-10-27

わたしはほんとうに本を読まない。
どうしてもこんなふうに文章を書くのが好きだと、さぞかし本を読む人なんだろうなあと思われることが多いのだけど、子どものころから一貫して読書が好きだったことは一度もありません。読書感想文も実に苦痛で(書くことよりも読むことが)、文学少女風の同級生にただあこがれをおぼえ、マンガさえさほど読まず、ここまで来ました。
とにかくただ黙ってすわってページをめくるという作業に体が耐えられないように感じます。なんかもう数分でいやんなっちゃうのです。機能的な障害があるんじゃないかとさえおもう。大学院に行くという選択肢を捨てたのは、たくさんの論文を読むという作業がわたしにとって地獄の苦痛だったからなんです。
だから、わたしが文を書くことで多少のおしごとになるというのがいまだに信じられず、地盤がおそろしく弱くていつも慄えています。これはほんとうに謙遜ではないんです。たいへん脆弱な地盤のうえでおしごとをしているとおもいます。
それでも大学のときは多少マンガや本を借りたり買ったりして、ひとの1/8くらいは読んでいたかもしれない。それが社会人を早々にドロップアウトしてふらふらしはじめてからは、節約のためにまずCDと本を買うのをやめてしまったし、まわりに同じような趣味の人も減ったので、本格的になんの情報も入らなくなりました。いまだに貧乏で本はめったに買わないので、いま私のマンガにかんする情報は5年くらい前のまま止まっています。現代小説に関してはいっさいといってもいいほど読まないし、なんども言っているようにテレビはほぼ見ない。
そんなわたしなのに、きょうはある対談に呼んでいただきました。じぶんの地盤の弱さはこころえているのでかなりおそれおののきつつも、呼ばれたことがとってもうれしかったのでホイホイと行きました。どこまで書いていいのか分からないのでぼかしぼかし書きますが、そとが雨風で大荒れのあいだ、室内は(私が)めったに聞かない腐女子トークの嵐が吹き荒れ、わたしはわたしできちんとエレカシのオスっぷりや大相撲やダウンタウンファミリーを熱く語り、ものすごく充実した対談になったのではないでしょうか。ないでしょうかね? よかったんでしょうかあんなので? 地盤の弱さが不安のもとです!
この対談は年明けに出るある本の一部になるみたいですよ☆(詳細は発刊のころに。) こんなすてきな企画に呼んでいただきほんとうにありがとうございます!
しかも、まさかと思っていたあこがれの方ともおあいできて、しかもすごく親しく飲んでおしゃべりできて、わたしゃーもう舞い上がっているんですよ! 名前は書いていいのか分からないので書けませんけど、ほんとにありがとうございます!!


しゃしん:幡ヶ谷のすてきなテーラー。現役?
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