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おしらせとおすすめ

太田出版「本人」で新連載をやらせてもらうことになりました!
そしてそれと同時に「本人」休刊です!!

本人vol.12

本人vol.12

ねー。どうだい、いいネタだと思うよぉ。新連載と同時に休刊。それは連載なのか? って。ね。
実際のところ、原稿を書き終わった時点では休刊が決まっていなかったんです。だから、わたしの第1回目(であり最終回)の原稿はやる気にあふれた、やや力み気味なものとなっております。ちょっと恥ずかしい。
私が何を書いてるかはまあそんなに気にしないで頂いて、板尾さんのインタビューもあるし、せっかくだから記念に買った方がいいと思います。突然休刊になってしまった事情はラストの方のページにちらっと載ってます。「売れ行きが悪いから休刊」ではないのが本当にもったいないですが(「本人」は今どき珍しいくらいきちんと売れている雑誌なんです)、直接事情をお聞きするに、そりゃどうしようもないんだろうなという気持ちになりました。あんまり書けませんけど。
今日はOLDE WORLDEのライブを見に行った。前々から楽しみにしていたんだよ。
OLDE WORLDEは沼田壮平さんの一人ユニット名です。今回はバンド編成(ギターボーカルの沼田さんのほかに、ギター・ベース・ドラム・キーボード)で出演。初聴で洋楽のハスキーな女性ボーカルと勘違いしてしまったくらいなので、まずどんな容姿なのか下世話な興味があった。なんとなく線の細い、ナイーヴそうな感じのアンニュイな男子をイメージしていました。そしたら、あんまりあてはまらなかった。
沼田さんは実際は26歳だそうですが、ステージ上にいるのを見るかぎりでは中学生でも通じるんじゃないかというくらい幼く見えた。ラバーガールの飛永にちょっと似てる。背も小さめで、Tシャツに迷彩柄のだぼっとしたパンツを履いてた(このパンツはまったく事前のイメージにそぐわなかったので、ちょっといやでした。ふふ)。MCはそんなに好きじゃなさそうだけどちょこっとおもしろいこと言うし、歌ってるときはけっこう活発に動く。ナイーブなイメージはあんまりない。でもそこもいい。
声も、もともと地声が変声期を迎えるか迎えないかの中学生みたいな高い声(クロちゃんみたいのじゃないです。少年ぽい声です)。歌によっては低音も出すけど、アコギでしっとりした曲をやるときは、完全にハスキーな女性ヴォーカルか、アメリカ人の肌が真っ白で唇がやけに紅い少年が歌っているような雰囲気を感じて、鳥肌が立った。あんな日本人いるのか。
いや、顔は完全に日本人だし、MCだってごくふつうの日本語なんだけど。ふつうにしてりゃふつうの少年(26歳だけど)なのだけど。なんか、どういうわけかアメリカの小生意気な中学生の少年みたいな雰囲気がある(いい意味で書いてます)。音楽性も手広いことやってるから、ヒップホップ調のをやるときはハンドマイクで踊りまくるし、その様子に違和感が全くない。
ふしぎだー。すごくふしぎなタイプだ。日本で生まれ育ってあんな風になるもんなんだろうか。英語の発音もきれい(少なくとも私が聞く限りは)だし。どこから何を取り入れればあんな風になるんだろう。
上に書いたとおり音楽性は雑食で、アコギ弾き語りの曲からヒップホップまでなんでも乗りこなす感じなんですが、危うい女性ボーカルのアシッドフォークっぽく聞こえるrocking chairって曲がいちばんすごかったなー。鳥肌が立ったのはこの曲。あの声がいちばん生きるのはああいう感じだと思った。
とにかくOLDE WORLDE、おそろしくおすすめです。
あ、わたしはアシッドフォークの意味が分かってないかもしれないんでまちがってたらすみませんごめんうそやっぱこの程度じゃ謝らない人は間違えて成長するものだから