すれちがいの

ある日、Q町にあるわたしのボロ仕事場に、一通の封筒が……。

そして生活はつづく

そして生活はつづく

↑これが入っておりました。お、星野源さんのエッセイ!
しかし、誰が送ってくれたのか、わたしには心当たりがない。知り合いの編集さんから献本されることはときどきあるのですが、わたしはマガジンハウスでお仕事をしたことがないので特に親しい方はいないのです。
とりあえず本を開いてみる。と、
星野さんからの直筆のお手紙がああああ!!! ご本人が直でわたしに送ってくださったのだー。
(ええ。自慢ですよ。そりゃもう。いいだろー。)
わたしは星野さんとどういう関係があるかと言えば、2年も前に、私−土井ちゃん(土井コマキさんね)−星野さんというつながりで星野さんが私の本(くすぶれ!モテない系)を手にとってくれて、その感想をブログに書いてくれて、それを見た私が、読んでくれたことに驚きつつも「その感想のこの部分はちょっとちがうよ〜! これだから男子は!(腕組みする小学6年女子風)」的なことをおそれおおくも自分のにっき(ここ)に書き、そしたら星野さんがまたそれを読んでくれて、自分のブログで「いやいやそれはやっぱり〜」みたいな返事をくれて、土井ちゃんを巻き込んでまるで男子と女子の学級会みたいなことがおたがいのブログ上だけで始まってしまい、恐縮恐縮また恐縮な事態になってしまったのでした。べつにケンカでも何でもないんで、そのうちみんなが腰をどんだけ低くするか競争になり、最終的には星野さんがウンコとかチン子とか書くことで場はおさまりました(意味不明ですが、事実。詳細はこのへん)。
しかしそれはお互いのブログ上だけの話で、わたしは連絡先も知らないし、それ以来これといってかかわりもなく……。関係と言えばそれだけのことだったのに、わざわざ本を送ってくださった!! なんと律儀な! だってさ、(あえて書くけど)芸能人だよ!? たいへんだ!! ほんとうにありがとうございます!
そして、ここにリンクをしっかり貼ったということがその証明ですが、この本はマジでおもしろい。すっごいいい。いや実はまだ全部は読んでないんですけど(ごめんなさい)、この文体は私の好みど真ん中で、もらったからご恩で宣伝するわけじゃない。ああ私もこういう感じで文章が書けたらなあ。そんで、ギターとかも弾けたらなあ。演技もできたらなあ。って思うよ。何気ない話を、くどくて狙いすぎな感じの笑いをはさまずに、それでいて始終ニヤニヤしちゃうような感じの文で書ける、それが理想のエッセイストというやつ奴だと思うんです。星野さんは理想的エッセイストです。
で、わたしはお礼を言おうと思ったんです。でも、連絡先がほんとにまるっきり分かんないわけだ。(星野さん(というかマガジンハウスの方?)は、なんで私の住所が分かったんだろう)
とりあえず、版元に電話してみました。
「マガジンハウスです」「あ、能町と申しますが、星野源さんの『そして生活はつづく』という本の件でちょっと……」「あ、担当に変わりますので少々お待ちください」……「すみません、現在担当の○○が外出しておりまして」「あ、そうですか……じゃあまた電話します」
「マガジンハウスです」「あ、能町と申しますが、○○さんいらっしゃいますか」「えーと……申しわけありません、○○は本日は社を出てしまいまして、戻りの予定がないのですが……」「あー……じゃあ申しわけないんですが、明日でいいので折り返しお電話をいただけますか。電話番号は〜」「かしこまりました、お伝えいたします」
翌日。○○さんが電話をくれたのだが、ちょうどわたしは打ち合わせ中で電話に気づかず。夜になってしまったのでこちらからも折り返さず。
翌々日。「マガジンハウスです」「あの、能町と申しますが、○○さんいらっしゃいますか」「○○は……すみません、お休みをいただいてまして、今日から3日間出社いたしません」
おおおおおおー。すれちがいー。すれちがーいの−。純ー情ー。
思えば最初のブログでのやりとりだってすれちがいだったものね……。お互い直接メールをやりとりするわけじゃなく、ブログの上だけでお返事を行き交わせていたのですから。御簾越しにやりとりするような。平安時代みたいな。(たとえが美しすぎたため、私は身分不相応罪で罰金刑です)
で、その後、3日間出社しないと言われてからもう1週間以上たっちゃって、あー、もう1度電話するのがなんかめんどくさくなっちゃったよ。でもお礼は言いたい。もしそのへんに星野さんが歩いてるんだったら菓子折り持って、そうだちょうど琴平で買ってきた「琴平銘菓・灸まん」があるからさ、それを持って御礼申し上げるところなんだけど、お礼にたどりつくまでの手続きがもうめんどくさくなっちゃった。こんなんだからまともに社会人生活が送れないんだね。
だからここでとりあえず叫ばせてください。
星野さん、本ありがとうございました!!!!!!! 超おもしろいですコレ!!!!!!!


しゃしん:讃岐の国にはこういう、絵に描いたようなかわいい山がほんとうに多いね。日本むかし話みたいで大好きです。綾川。

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