夕張その3(完)

夕張駅からもっと奥まったところが古くからの市街地のようです。地図によると。
市役所のあたりに行くと、古い映画の看板があちこちに唐突に貼られています。でも、べつに映画を上映しているわけではないし、映画の内容も夕張と関係あるわけではない。

建物だけでじゅうぶんいい景色なのに……。
これ、青梅にもあるんだよね。個人的には、町おこしとしては何かまちがってると思うんですよね。目的がよく分かんないし。昭和ムードを出したいのかなあ。でも昭和期にこんな街ないよね。
でも、必死なんですもんね。しょうがないよ。

↑こんな感じのいい医院もありますが、たぶんもう廃業してる。

↑廃業してるだけならともかく、つぶれた医院が羽柴誠三秀吉のポスターに蹂躙されてたりもします。(写真にはうつってないけど、ほかの窓もポスターだらけ)
そしていちばん衝撃的だったのがこれでした。

↑消防署がつぶれている。
いや、「出張所」の字がうっすら見えるので、つぶれたというより縮小で本署に統合されたんでしょうけど。でも、消防署の建物が廃墟と化してるのは結構衝撃でした。
でもね、なんかかわいい建物が多いよ。自分でむりやり建てたかのような、木とトタンでつぎはぎしたようなふるーい建物が多い。

↑かつてはにぎわったであろう、スナックだらけの通りもありました。貼られてるポスターが新しいので、たぶんお店は現役でしょう。安心です。「ディスコ」とかいてあるお店もありました(そこはたぶん営業してない)。
でもね、中心市街地は、市街地と呼べるほどの大きさではありませんでした。たぶん信号1コくらいしかなかった。ふつうの商店街通りが1つ、その裏通りがスナック通り、この2つの通り以外、めだった繁華街はないんです。てゆーかそもそも「繁華」がないんですけど。
なぜか寺は多いです。炭坑関係の物らしいです。がけのような階段と鳥居。絵になる風景です。
市街地でおみやげを買って夕張にお金を落とさねば! などと思っていたのだが、市街地におみやげ屋がなかった……。もっと奥の「石炭の歴史村」とかいうのに行けばよかったのかもしれないけど、徒歩でそっちまで行ってては電車に間に合わなくなるのであきらめました。よっぽど「メロード」のほうがおみやげが買えます。
ああ、夕張をことさらさみしげに取り上げるつもりはなかったのに、けっきょくさみしげな感じになってしまった。でも、わたしは観光地として夕張が好きです。住むのは……うーん住むのはどうかなあ。車があれば、札幌にはわりと近いけれども。あと、千歳が近いってのはけっこう楽ですよ。税金高いのかなあ……。
ともかく、まだまだ見るとこたくさんあるので今度またぜひ行きたい。秋あたり。特に炭坑住宅はまだ見足りないです。
最後におまけで。

これ、買っちゃいました。パッと見には素朴な水彩のスケッチ集なので、引退した60くらいの人が趣味で出したのかなーと思ったら、描いたのはまだ若い人だったのでちょっとびっくりでした。世代が近いので、廃れた町や廃墟に対する考え方も似かよっていて、文もスッと入ってきた。昔の写真集とか買うよりこっちのほうがなんとなく夕張に親しみ持てます。たぶん。
以上!!!!!

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