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おしゃれ親分 第3回「おしゃれ親分の決意」

私の20代としての人生がいよいよごくわずかになってしまいました。
「30になってもなにもかわんないよ」「逆にすっきりするよ」などと言う人が周りには多いのですが、私にとって大きな区切りであることは厳然たる事実ー。ふっふふ。じじつーふっふふ。だって、26で死ぬと思ってたもんね。(だれもが思う妄想)
30の前に何をしようかと私は前々から考えていたわけですが、以前から思ってたアレをね、アレをやっちゃおうか、いややっぱりやめよう、いや、やろう、しかしどうだろう、やめとこうかな、とさんざん逡巡しながら、どうやら30を実際に目の前にして、だいぶ覚悟が固まってきたのです!
すなわち、前からちょいちょい言ってた、ボーズあたまにすることです!
うっひょう!
きもちよさそう。ひらきなおれそう。意外とかっこよくなるのでは? というきもちと、みんな引かない? 特に初対面の人に対してやばくない? ちょっと伸びたとき困らない? てゆーかさすがに男に見えてしまうのでは?(本質的問題)というきもちが、もうねー、もうね、半年以上せめぎ合って、やるやらないの境界線を何十往復してきたんだが、今はだいぶ境界線から離れた「やる」のところにいますよ!
で、ボーズあたまにもいろいろあるとおもうのですが、

・スキンヘッドに近いもの
・数ミリの、もっとも「ボーズ頭」のイメージにふさわしいもの
・ソフトモヒカンっぽいもの(ゲイ風味)
・色つき
・ベリーベリーショートと呼べそうなもの

などがあり、ボーズにするとしてもさらにその選択肢で悩みがあったのだが、最近斬新な選択肢を思いつきました。今のところはこれでいこうとおもっています。すなわち、
・虎刈りのような、やたらとむらのあるボーズ
ああ、これは美容師さんの腕にかかっている。こんなのたのむ人いるのか。まず、ヘアカタログに絶対のってない。ますますワクワクです。
しかし、またここに来て、予想だにしなかった新たな問題が出てきた。それは、思った以上に私がドキドキしている、ということです。
この「ドキドキ」は、期待ではなく、恐れという意味でのドキドキなのです。なんか泣いちゃいそうな感じなんです。髪の毛がどうしたこうしただなんて別に大した問題じゃないような気がするのだが。
怖いならやらなきゃいいじゃないかって話なのですが、そもそもなんで「怖さ」を感じなきゃいけないのか。そこが問題だ。そう、私はボーズにすることを考えると、怖いのです。人にどう思われるだろうとか、失敗しないだろうかとか、そういう理由から来る怖さでもない。ただ純粋にわけもなく怖い。なんなんだこれ。
って考えてて気づいたんだけどね、これ、トラウマじゃないかね。確実に。
私は田舎の中学だったもんで、当時は中学に上がるときに全員ボーズにさせられたのです。強制です。ほんとにあのときはいやだった。自分がなにものかとか、そういう小難しい頭でっかちなことなんか考えてなかったけれど、ボーズにされることには理由も分からず猛烈な抵抗があった。
わたしはたぶん、潜在的にそれを思い出しちゃっているんです。人間ってすごいね、そしてめんどくさい! 私はいま、こうして自由(?)と地位(どんなカッコをしても文句を言われないという意味での)とカネ(日々自力で生活できる程度の)を手にし、どんな髪にしようがかまわないのです。だから自分の意志で好きこのんでボーズにするのです。しかし、あのときの猛烈な抵抗感と、結局あらがえなかった中学1年生の絶望が、ボーズの奥深くまですりこまれているらしい。
こうなったら逆に、絶対にボーズにするべきだとおもう。30歳を目前にし、18年前の幼すぎて不自由でおしつぶされていた自分をとむらってやるために、私がほんとうの意味で解放されたことを実感するために、絶対ボーズにするのだ。けっこう怖いけど、このわけの分かんない怖さぶっつぶす。これはただのファッションだけの問題じゃない。まさに私の人生の節目にふさわしい行動である。
そんなわけでなんか大上段にかまえたかんじになってきています。
ボーズになったら、記念に証拠写真出します。頭だけだけど。


あとは、こまかく宣伝をしていきます。
モテない系版好きな男アンケート、もうすぐしめきり予定なのでぜひぜひ、今のうちに。各ジャンル3人なので、合計9人書けるんです。中間結果も見たんですけど、いい感じですよ。うふふ。
「呻け! モテない系」発売イベントもまだちょっとチケットあるっぽいので、ぜひ。あ、そうそう、共演者が決定いたしましたがそのへんはまた今度書きます。共演者の応募が思ったよりも多く、さすがに全員にお会いしてみることができませんでした。応募してくれたのに断ってしまったみなさま、ありがとうございますそしてほんとにごめんなさい!
あ、あと、昨日書いた「四巨頭会談」は今日(11日)からローソンチケットで発売しております。昨日書き忘れました。すみませんです。
コンチータさん。わたしはおしゃれ反対だけど、正確に言うと「おしゃれじゃないものを避けるのに反対+おしゃれなものをわざわざ避けるのにも反対」です! なるべくなるべく「おしゃれ」にまどわされずに好きなものを取るのだ。どうにか純粋に行(生)きたいものです。


しゃしん:京都のどっか