おしらせとにっき

nomuch2008-10-26

おしらせです。
モーニングの連載でいつもいっしょに散歩している、担当スルギくんがついにブログを開設しました。「スルギのないミシンが、ある」です。題名の意味が分かりません。ごめん。題名を考えたのは私でした。鶴見の銭湯の「ないミシンがある店?!!」のキャッチコピーがあまりに好きだったもので。
本誌では載せられない、取材時の写真をちょいちょい載せていくみたいです。香川からはるばる上京してきた男の生きざまを見ろ(写真を撮ってるのは私だけど)。
てゆーか、モーニングの連載を、ぜひ。読んでほしいのです。あんなんでもけっこう工夫を凝らして書いているのでございます! そしてアンケートの「いちばんおもしろかったページ」で「デートスポット」に○をつけて送ってほしいのです! そうすれば連載は未来永劫つづくかもしれません。マンガ雑誌ゆえに文章モノの人気がマンガに劣るのは当たり前のことですが、そこをみんなでひっくり返してやろうぜ! みんなって誰だい? 気にするな!
にっきを書きます。今日は内澤センパイ(以後ブログ内では呼び名を「内澤センパイ」とさせてください)に誘われて、取り壊す民家の中のものを骨董として売りますというイベントにお邪魔いたしました。あまりにもすてきな茶箪笥があり、しかし買うにあたっては値段の面以上に、うちには置き場がないということでどうしようか思案していると、いつの間にか売約済のシールが貼ってありました。私は安心した。私みたいにいきおいで買うようなバカ者ではなく、きちんと広いお部屋に保管し、愛情を持って使ってくれる方が買ってくれたのだ。
それにしても、私たちの世代でこのような古いものを好む人たちは、ちょっと物に対して感傷的すぎるのではないか、と、特に自分への反省も込めて思いました。悪いことではないのだけどね。
今日(実は2回目)お会いした活版乙女さん(←内澤センパイ命名)が、こないだ山形と宮城をともに旅した友だちの故郷での親しい先輩に当たる人だと知ってびっくり。世間は狭すぎます。
夕方からは、竹内佐千子さんとかずあきさん(とタイペイさん)で初飲みでした。なにかおもしろいことがふつふつとわきあがりそうな気配ですよ。そのための飲みですもの。ぜひこれからもよろしくおねがいします。ごくふつうにド下ネタを含めた恋愛ネタなどで6時間もしゃべり合ってしまった。
それにしても、竹内さんは「レズビアン」、かずあきさんは「ゲイ」という、自他ともに呼べる属性名(?)があるのだけど、私はいったい何といったらいいんだ。これは超初期のブログのころからいまだに回答が出ていない問題です。
かつてはポピュラーだからまあいっかーと思って、決して好きではないけど一応「オカマ」ってことにしていたけれど、戸籍まで変わってしまった今となってはさすがにオカマを名乗るのも変だし、例のナントカ障害ってのはクソ重いからずっと嫌いだし、トランスってのもなんかメジャーな呼び名ではないし、どうにもねえ。
たぶんこの問題は解決しないんだろうな。てゆーかまあ日常的には「女」で何の問題もないわけで、あえて過去のことをネタにして何かするときだけこのことを考えればいいんですよね。そういう機会も徐々に減っていくだろうし、そんなに考えないでもいいや。


しゃしん:この上に純喫茶があるなんてマジですか? 興奮しながら私たちは殺風景な鉄階段を上った。次回へつづく。