すもうにっき

nomuch2008-07-27

将司が最近いいねー
「マサシ」じゃないです。マサシって読めちゃうような名前自体はあんまり好きじゃないんですけども、それはともかくマサツカサという名の幕内力士です。最近わたしのなかで株が上がってます。
まず、「実は入門前に結婚してました(たぶん高卒ですぐぐらい、たぶんでき婚)」という奔放ぶりが田舎のヤンキーっぽくていいです(でも今は離婚してるらしい)。勢いづけに塩をたくさんまくのもいいです。新入幕インタビューで「優勝ねらいます!」と言っちゃうとんでもないビッグマウスぶりがいいです(ふつう相撲取りは「一番一番とるだけです。まずは勝ち越しを」とかいうもんです。それに過去、新入幕で優勝したなんてつわものは一人もいないはず)。さらに、これだけ荒っぽい性格・荒っぽい取り口なのに青森出身というのがいいです。青森出身っていうと、どっちかというと派手さはなく技能的な相撲で、性格的には寡黙で無茶なことは言わない感じ(安美錦あたりがぴったりなイメージ)。それをくつがえす将司。
相撲のタイプはまったく違うけど、性格的には昔好きだった剣晃を思い出させるんです。剣晃、亡くなっちゃったときは信じられなかったよ……。剣晃二世として、少し無茶をしながらでも大物食いをしてほしいなあ。小結あたりにあがって暴れてほしいです。
あと、もっとマニアックなところに行くんだけど、幕下で武蔵川部屋の「山崎」がじわじわじわじわ強くなっているのがうれしい、というか信じられない。中卒で入ってきたうえになんの実績もなく全く地味な力士で、きっとだれも注目していなかっただろうに、初土俵から11年、いつのまにか幕下上位に来て勝ち越してる。もうすぐ関取だよ! 顔がまた地味なんですよねえ。最近は学生出身とかモンゴル出身ばっかりで、昔ながらの「進学も興味ないし体デカかったんで中卒で入りました」的な人がほとんどいなくなっちゃったなか、山崎はたぶんそういうタイプなんじゃないかとおもうんです。入門の経緯は憶測だけど。
あとは、やっぱり名前といい体のでかさといいネタにされがちな山本山が関取になりますね。「悪役デブキャラ」の市原の元気がない今、元気いっぱいの新・悪役デブとしてとても楽しみです。
思うぞんぶん語りました。満足です。


しゃしん:7年前、3回も青森に行った。その3回目、尻屋崎で自由すぎる馬。この旅行ですこし人生が変わった気がするので青森がだいすきです