奥からどうも

ぜんぜんブログとか書いてる場合じゃないんですけど、なんか、すいません。山口さんすいません。ほんとは今日原稿上げるって言ったのに連絡もしてなくてすみません。謝罪の気持ちをあらわすために本名で書いている。山口さん、ごめんなさい。
しかもべつに何か書きたいことがあるわけでもなく。ね。
わたしも、なんでしょうね、一部で……ほんとにごく一部で、(まあ言うなれば町内会の寄り合い程度の規模で)名前が知られるようになったりして、たまにはわたしに会ってみたい! っていう方もおられる。そんなときに私が思うことを、あのね、ちょっと書きたくなりました。
マジで〜? アタシのファンなんだ、ふーん……(ここまでは、楽屋の鏡の前で、ファンのほうをいっさい見ずに、マニキュアを塗りながら)。ありがとう(パッとふりむいてセクシーな笑顔。そして楽屋のドアが閉まる)。……何アレ……キモすぎないアイツ? 篠原〜! 今度からああいうの連れてこないでよね!(楽屋の隅にいるマネージャーに対して)。
みたいなことができればいいんですけど(いや、よくないよな)、どちらにしろそんなことはできない。
あの、ほんとにつまらない人間なんですけど、いいですかね? という気分になってしまうんだよう。もしかしたら、文章がおもしろいとかイラストがいいとか思われてしまっていることで、本人もさぞかしおもしろくステキな人間なんだろうなあと思って会いに来るのかもしれない。ああ、実にもうしわけないのですが、とくにおもしろい話とかはできません。というか、人見知りなので、あんまりしゃべらない。
あ、一対一だと案外いける。私がしゃべらないといけないなあという義務感におされて、どうにかしゃべる。でも、複数人だと、ほかの人がたくさんしゃべるからわたしはしゃべらなくてもいいか……いや、しゃべらないと不機嫌そうに思われるかな……いや、このさい不機嫌だと思われるくらいの方が楽だ! というところまで最近は行き着いています。重症です。複数人ではじめて会うと、私は不機嫌そうにしていることさえあるとおもいます。もう、いいんです……。ぜひ、幻滅してください……。
それでいて、「○○さん、能町さんにすごく会いたがってましたよ!」って言われて、ちょっとまんざらでもない気分になったりするんだよ。で、実際に会ってみたときに○○さんがそれほどテンションの上がってない様子だったりすると、ああ、そうだよな、やっぱりなあ、期待ほどの人間じゃなかったですよね。すいません。という気持ちになってしまいます。
ね。
分かってるんですけど。私に会いたいなんて言ってくれる人は、もともとそんなにテンションの高いかたがたではないわけで、もしかしたらすごく喜んでくれているのが表面に出ていないだけなのかもしれないんですけど。わたしだって、すっごい会いたい! と思ってた人に会っても、異様にテンションあがることはあんまりないし。
そしてあとから「お会いできて本当にうれしかったです!」ってメールをもらうと、なんか、ホッとする、というか、ええと感情を心のものすごい奥から引っ張り出しますよ、「実際にどう思ったかはべつとして、私に対して感謝メールくらいは送ってやってもいいかという気持ちになってくれた」ということで、ホッとします。
トップオブ卑屈。なんだこのうだうだ感は。こういうこと書いちゃいけないよなあ。なんか今日そういう気分なんだよなああ。
初めての人と会うのは好きなんです。言い訳くさいけど、これはほんとうです。
話はそれますが、こういうようなことをポツポツ言うから、伊集院さん好きです。
写真が今日うまく入らないので、写真はナシです。