おしらせとおもいだしとにっき

nomuch2007-12-09

あした更新できないかもしれないので、きちんと書いておきます。
私、11日から17日まで旅に出ます。ここを見ているおしごと関係の方、もうしわけありませんがその間はおそらくメールもいっさい見られませんし、電話も通じないのではないかとおもいます。不都合をかけてごめんなさい。むろんここも全く更新できません。なにとぞよろしくおねがいします。


昨日のイベントのこと、いろいろ思いだし書き。
おもえば「昼下がりの女子」というタイトルはただ思いつきでつけただけで、当然「昼下がりの情事」にちなんだ(しかしちなみきれてない)ものですが、わたしは昼下がりの情事を観たこともないんだ。だから、(仮)をつけて、そのうちいいタイトルが思いついたら変えよう、と思っていたのですが、けっきょく思いつかないままイベント当日になっちゃいました。ちょっとだけくやしいです。
ロフトプラスワンはふつうに観客としても来たことがあるのだけど、いざステージに立って(いや、座って)みると、照明効果で、お客さんの顔があんまり見えないんですよ。だからおもったほど緊張しませんでした。でも、だれかと目が合いそうでなかなか正面を向けなかった。しかも、舞台に出る前からちょびちょび日本酒はのんでいた。ちがいます、アル中じゃないです。基本的に家では飲まないですもん。でも酔わないとほんとダメなんです、あんなにしゃべれないんです。
休憩中に友だちとしゃべったら、「髪をたくさんさわってる。緊張してるね」といわれました。もうそれについてはひとことの反論もない。髪、さわっちゃうんだよお。しゃあねえんさ。
途中で声がとつぜんおかしくなったときは、けっこう本気であせりました。とっさに「酒焼け」などと言ったものの、もちろんあんな一瞬で酒焼けするわけがない。単にのどの調子がわるくて痰がからみまくっただけです。土井さんの龍角散のどあめが、いや、ほんとにわざとらしいくらい効いてびっくりしました。あれなめて1分以内に声がもどったもんね。あのシーンが動画として残っていたら、てきめんな龍角散のCMになりましたよね。そしたら私は莫大な出演料を手に入れていたかとおもうと、ちょっとくやしいです。うそです。映像なんか破棄してください。
それにしても、声でしごとをするプロはやっぱりすごいのだなあ、とおもった。土井さんありがとうございました。
イベント終了後、いちおういた方がいいのかな? とおもって本の売り場にいて、やっぱりここにただ突っ立ってるよりはすこし出演者らしくした方がいいかな? とおもって「ありがとうございましたー」くらいは言って、ときどき本を買ってくれた人に手渡ししたりして、ああ、わたし、なんか芸能人みたいなことをしている。いやああ。3%うれしくて97%恥ずかしい。とおもっていた。そうなのだ。私はどうしたってそうだ。
でも、「おもしろかったです」といわれたり握手をもとめられたりするのは、とてもうれしいんです。それはほんとうです。ひひひひ。
そんなわけで、かさねがさね、みなさまありがとうございました。特に遠方より来られた方々、あんな私でしたが、楽しんでいただけたなら本望です。


きょうは映画を観にいったんだよ。ポレポレ東中野で「おそいひと」。誤解を承知でいうけれども、わたしは障碍者モノが好きなんです。いいか、興味があるというよりも、「好き」なんです。好きって言って何がわるい、と思いつつこう書くんだけれども。好きな理由を書くと話が長くなるので今日はヤメ。
(しかし五体不満足はなんとなーく読んでないし、フリークスだって観てないんだよなー。)
おそいひと」は、重度身体障碍者が殺人をするという話なんですが、おもったよりも分かりにくかった。抽象的にえがかれる部分がちょっと多くて。ただ、余韻はとってもいいです。見てる間よりも余韻のほうがいいです。特に音楽(ワールズエンドガールフレンド)がものすごくいいんで、総合的にはかなりオススメです。DVD出たら買ってみたいなあっておもった。
住田さんが「ころすぞ」と言うシーンはほんとうに痛快。痛快以外のことばであらわせない。



しゃしん:「EXPERT BARBER SHOP WAT(A)NABE」。ガラスドアに書いてある。かっこいい。