赤目2かいめ

nomuch2007-10-04

赤目四十八瀧心中未遂を観にいった。
3年半くらい前(そうかもうそんなに前なんですね)、池袋の昭和という喫茶店に赤目の大きなポスターが貼ってあって、気になって、ポレポレ東中野に終演日間近に観にいったのでした。陳腐なことばだけど、感動した。感動したということをmixiに書いたら、小説もすごくいいですよと勧められたので、読んだ。これまたガンガン心に来た。(余談だけどこのころのmixiは人がすごく少なくてよかったです。idが10万にも達してないような時期。みんないい趣味してたから、知らない人とでもわりと気楽に前向きなきもちでマイミクになったりしたもんだなあ。しみじみ)
そして最近、赤目再演を知らせるチラシをギンレイホールで手にして、しかも一角座という映画館だというのです。知らん、どこだそれは、と思いました。調べたら、ああ、なんかチラッと聞いたことのあるゲルマニウムの夜とやらをやったところか。上野の、変なところにあるね。興味津々。
で、一角座には、興味津々のあまり、実は2週間前にすでにほかの映画(というかテレビ番組の再演)を観にいってしまってた。つまり今日は2回目。なんだかここは大学時代に構内にあった小劇場をおもわせます。ふつうにお金とるけど、なぜかいい意味でのボランティア臭をかんじる。なんなんだろう。トイレとかしょぼいし。
私はあたまが弱いのか、気に入った映画でも、話のすじをまるでおぼえていないことがおおい。2回観てもわすれる。赤目もおなじで、すごく感動した記憶があるくせに、あんまりすじを覚えていなかった。強烈なシーンだけがこまぎれで記憶にあるだけ。
平日15時の回。お客は少ないだろうなあとは思ったけど、入ってみると私ともうひとりだけだった。若い女の子。ふたりだけでのぜいたくな映画鑑賞。いままでの最少記録樹立です。記憶にある中では5人くらいというのがあるけど、まさか2人とはねえ…。これをやぶるにはもう1人で観るしかないんですよね。でも一角座で平日午前だったらありえるよな。0人だったらどうするんだろ。
一角座は、映画を観る環境をものすごく重視してますよ、音もすごくいいですよ、と喧伝しているのですが、そのことばにたがわず確かに音がいいとおもいます。でも、イスはちょっとかたいような気がする。長い映画だから途中で物理的な意味で(って用法あってるのか?)いごこち悪くなっちゃって、集中力がさんまんになって、すわりなおしてみたり体を回してみたり、ていうかね、きのうの夜がやけに眠れなかったんで、体調もわるかったんですよね。万全でもう一回劇場で観たいなあ。
主演の大西滝次郎さんはこれ以外に何か活動しているんでしょうか。まるで名前を聞かないので、気になります。大西さん、正直いって演技はあまりうまくないけど、それがちょうど役柄にあってるんですよね。不器用すぎるかんじが。
寺島しのぶのすごさは、これと「ヴァイブレータ」でいやんなるほど感じた。わたし、芝居なんて、大根役者はともかくとして、うまい方にはそんなに差がないんじゃないかと思ってたんです。北島マヤの世界なんてしょせん創作だと。でも、うまい人の中にもランクがある、というのを寺島しのぶで知った。何がうまいなんて論理的には言えないんですよ。だってうむをいわせず泣かされてしまったんだもん。ヴァイブレータなんか、そんな大した映画じゃないなあとかおもいながら観てたのにお風呂のシーンで突然なぐられたみたいに泣いたもん。こわいよー寺島しのぶさん。いい意味で。
寺島しのぶの兄役で出ていた、いい顔の役者さんは大楽源太さん、名前も知らなかったのでちょっと調べたら旧名が大宮イチだと。ハナタラシに参加してた人なのか!! あの顔で、あの体でハナタラシですか!! あんなのがユンボに乗ってライブハウス破壊しに来たらほんとにこわい。いや、そんなことはどうでもよくて。「はなれ瞽女おりん」に子役で嶺川貴子が出てたとき以来の衝撃です。どっちかってゆーとマイナーなミュージシャンと、映画とのつながり。いろいろあるもんですね。
とにかく、きょう再確認したのは赤目みたいな業をもりもり盛った映画がわたしは大好きなんだなっていうことですね。日本人(甘くしても東アジア)じゃないとどうしても業が盛れないんですよね。どうしても西洋より日本をひいきしちゃう。しょうがないです。
細かなことだけど、赤目四十八瀧の読みって、ごくふつうに「あかめしじゅうやたき」ですよね。「しじゅうや」という読みはごくふつうのはずなのに、ごくふつうに感じられなくなってしまっているのが、少しさみしいです。

すんごい支離滅裂な文だ。
今日はこれから、しごと(かなしい)

写真…こないだの阿佐ヶ谷団地。ひがんばな咲きほうだい。

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